2010年9月15日水曜日

Linuxコマンドリファレンス

◆ファイルコマンド
ls ⇒ ディレクトリの内容を一覧表示する
ls -al ⇒ `.’ で始まるファイルも含めた一覧を詳細表示する
cd dir ⇒ dir (ディレクトリ)へ移動する
cd ⇒ ホームディレクトリへ移動する
pwd ⇒ 現在のディレクトリの名前を表示する
mkdir dir ⇒ dirを作成する
rm file ⇒ file(ファイル)を削除する
rm -r dir ⇒ dirとdir配下全てのファイル・ディレクトリを削除する
語源:再帰的の recursive
rm -f file ⇒ file を強制的に削除する
語源:強制的の force
rm -rf dir ⇒ dir とdir配下全てを強制的に削除する *
cp file1 file2 ⇒ file1をfile2にコピーする
cp -r dir1 dir2 ⇒ dir1をdir2にコピーする
mv file1 file2 ⇒ file1をfile2に移動(名前変更)する;もしfile2がディレクトリの場合はfile1をfile2配下に移動する
ln -s file link ⇒ fileのシンボリックリンク linkを作成する
語源:象徴的な symbolic
touch file ⇒fileを更新・作成する
cat > file ⇒ 標準入力をfileに書き出す
more file ⇒ fileの内容を出力する
head file ⇒ fileの先頭の10行を出力する
tail file ⇒ fileの末尾の10行を出力する
tail -f file ⇒ fileが更新される度に出力し続ける

◆プロセス管理
ps ⇒ ユーザの現在アクティブなプロセスを表示する
語源:process status
top ⇒ 全ての実行中プロセスを表示する
語源:
kill pid ⇒ プロセスIDがpidのプロセスを終了させる
killall proc ⇒ 名前がprocのプロセスを全てkillする *
bg ⇒ Ctrl+Zで停止中またはバッググラウンドのジョブを表示する; バッググラウンドの停止中ジョブを再開する
fg ⇒ 最新のジョブをフォアグラウンドに切り替える
fg n ⇒ n番目のジョブをフォアグラウンドに切り替える

◆ファイルのアクセス権

  1. パーミッション

    chmod octal file ⇒ fileのアクセス権をoctal(数字1つがそれぞれ所有者, グループ, その他を意味する)に設定する;
    ● 4 ⇒ 読み込み (r)
    ● 2 ⇒ 書き込み (w)
    ● 1 ⇒ 実行 (x)
    例:
    chmod 777 ⇒ 全てのユーザにrwxを許可する
    chmod 755 ⇒ 所有者にrwxを, グループとその他にrxを許可する
    その他のオプションはman chmodを参照すること
    語源:change mode
    パーミッションを表示するには ls -l をつかう
  2. 属性

    chattr 属性の設定
    lsattr  属性の確認
    語源:change attribute, list attribute

    属性とはファイルやディレクトリを保護するext2とext3のしくみ
    a append-only 追加は可能だが、変更や上書きはできない
    i immutable  root以外は内容の削除・変更、名前の変更ができない
    u undeletable  削除しても復活できる(削除できないわけじゃない)

  3. 所有権

    所有ユーザ・グループの変更
    chown
    chgrp


◆SSH
ssh user@host ⇒ hostへuserとして接続する
ssh -p port user@hostport指定でssh接続する
ssh-copy-id user@host ⇒ 公開鍵をuser@hostに登録する

■検索
grep pattern files ⇒ files内のpatternを検索する
grep -r pattern dir ⇒ dir配下の全てのファイル内のpatternを検索する
command | grep pattern ⇒ commandの出力結果からpatternを検索する
locate file ⇒ fileというパターンを含む全てのファイルをデータベースから検索する
このデータベースを手動で更新するにはupdatedb

◆システム情報
date ⇒ 現在の日付と時間を表示する
cal ⇒ 今月のカレンダを表示する
uptime ⇒ 現在のuptimeを表示する
w ⇒ オンライン状態のユーザの情報を表示する
whoami ⇒ 現在のユーザ名を表示する
finger user ⇒ userの情報を表示する
uname -a ⇒ カーネル情報を表示する
cat /proc/cpuinfo ⇒ CPU情報を表示する
cat /proc/meminfo ⇒ メモリ情報を表示する
man command ⇒ commandのマニュアルを表示する
df ⇒ ディスク使用状況を表示する 語源:Disk Free
du ⇒ ディレクトリのディスク使用状況を表示する 語源:Disk Use
free ⇒ メモリとスワップの使用状況を表示する
whereis app ⇒ app(アプリケーション)のバイナリ・manページの場所を表示する
which app ⇒ デフォルトで使用されるappを表示する

◆アーカイブの作成・展開

アーカイブ  複数のファイル、ディレクトリをひとつのアーカイブ(書庫)ファイルとしてまとめること
展開する  アーカイブされた複数のファイル、ディレクトリを元に戻すこと
圧縮する  ファイルのサイズをあるアルゴリズムによって小さくすること
伸張する  圧縮したファイルを元に戻すこと

tar cf file.tar files ⇒ filesを含むfile.tarという名のtarファイルを作成する
tar xf file.tar ⇒ ファイルを展開する
tar czf file.tar.gz files ⇒ tarファイルをGzipで圧縮したファイルを作成する
tar xzf file.tar.gz ⇒ Gzipで圧縮されたファイルを展開する
tar cjf file.tar.bz2 ⇒ tarファイルをBzip2で圧縮したファイルを作成する
tar xjf file.tar.bz2 ⇒ Bzip2で圧縮されたファイルを展開する

  • c : Create アーカイブの作成
  • x : eXtract アーカイブの抽出(イクストュラクト)
これに次のオプションをつける。

  • z : gZip 圧縮・解凍に gzip を使う(もちろん gzip 形式の場合のみ)
  • v : Verbose 作成・抽出時にファイルのリストを画面出力する (冗長の意)
  • f : File 作成・抽出するファイルを指定する(tar は本来テープメディアのためのコマンド (Tape ARchive) のため、これを指定しないとデフォルトで /dev/rmt0 になってしまう)

gzip file ⇒ fileを圧縮しfile.gzに名前変更する
gzip -d file.gz ⇒ file.gzを展開し fileに戻す

◆ネットワーク
ping host ⇒ hostへpingし結果を出力する
whois domain ⇒ domainのwhois情報を取得する←超便利
dig domain ⇒ domainのDNS情報を取得する
dig -x host ⇒ hostの逆引きをする
wget file ⇒ fileをダウンロードする
wget -c file ⇒ 一時中断したfileの続きから再開する

◆インストール
ソースからインストールする: 
./configure
make
make install

dpkg -i pkg.deb ⇒ パッケージのインストール(Debian)
rpm -Uvh pkg.rpm ⇒ パッケージのインストール(RPM)

◆ショートカット
Ctrl+C ⇒ 現在のコマンドを終了する
Ctrl+Z ⇒ 現在のコマンドを中断する, fgでフォアグランドジョブ、bgでバックグラウンドジョブに切り替える
Ctrl+D ⇒ exitと同様に現在のセッションをログアウトする
Ctrl+W ⇒ 現在行で1単語を消す
Ctrl+U ⇒ 現在行全体を消す
Ctrl+R ⇒ 最近実行したコマンドを表示する
!! ⇒ 最後に実行したコマンドを繰り返す
exit ⇒ 現在のセッションをログアウトする

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