2012年1月10日火曜日

JAR, WAR, EAR の違いについて

JAR, WAR, EAR はいずれもJava仕様に準拠して定義されたZIP形式の圧縮ファイルである。
全てZIPファイルなので、解凍ツールなどで解凍して中身を見ることができる。
WAR, EARのフォルダ構造はJ2EE仕様によって明確に決められている。
特徴をまとめると、以下の通り:


・JARファイル 
 クラスファイルや設定ファイル(XML形式のものなど)がまとめられている。
 多くのクラスライブラリはこの形式で配布されている。
 WEBアプリケーションにおいては、MVCモデルにおける"M"の部分がまとめられる。
 ※ "JAR"はJava ARchiveの略
 
・WARファイル 
 MVCモデルにおける"VC"の部分がまとめられる。
 すなわち、クラスファイル(servlet)、設定ファイルのほか、JSPやHTMLファイルも含まれる。
 また、web.xmlが含まれ、TomcatなどのアプリケーションサーバにWARファイルを配布すると、これを元にデプロイされる。
 ※ "WAR"はWeb Application Resourcesの略(Web ARchiveの略, Web Application Archiveの略としているところもあり、追って調査したい)
 
・EARファイル
 複数のWARファイル、(EJB)JARファイルを含む。
 また、application.xmlが含まれ、アプリケーションサーバを含んだJ2EEコンテナ(JBoss, WebSphereなど)に配布すると、これを元にデプロイされる。
 ※ "EAR"は"Enterprise Archive"の略

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