2009年11月20日金曜日

Filesystem Hierarchy Standard

ディレクトリ     説明
/bin/     一般ユーザー向けの基本コマンドの実行ファイル(binaries)。例えばcat、ls、cpなど。
/boot/     ブートローダー(boot loader)関連のファイル群。例えば、カーネルや initrd(初期RAMディスク)。
/dev/     基本デバイス(device)。例えば、/dev/nullなど。
/etc/     システム全体に関わる固有設定ファイル群。

    /etc/opt/    /opt/ のための設定ファイル群。

    /etc/X11/    X Window System, version 11 用の設定ファイル群。

    /etc/sgml/    SGML の設定ファイル群。

    /etc/xml/    XML の設定ファイル群。
/home/     ユーザーの ホームディレクトリ(home directory)群。
/lib/     /bin/ や /sbin/ にある実行ファイルの基本となるライブラリ(library)群。
/mnt/     ファイルシステムの一時マウントポイント(mount)
/media/     CD-ROMなどのリムーバブル媒体(media)のマウントポイント(FHS-2.3 から)
/opt/     実行時に書き換えられないアプリケーションソフトウェアパッケージ
/proc/     カーネルやプロセス(process)の状態に関する情報を主にテキストで示す仮想ファイルシステム(例えば、実行時間やネットワークなど)
/root/     rootユーザーのホームディレクトリ。
/sbin/     システム管理系コマンドの実行ファイル群(例えば、init、route、ifup)。(system binaries)
/tmp/     一時ファイル置場(Temporary files)。/var/tmp も参照されたい。
/srv/     システムに提供された(served)サイト固有のデータ
/usr/     User Services and Routines. ユーザーが共有する読み込み専用データの第二階層。

    /usr/bin/    /bin/ と同類だが、基本的ではない(システムの立ち上げやリカバリには不要)。

    /usr/include/    標準 includeファイル群

    /usr/lib/    /lib/ と同類。

    /usr/sbin/    /sbin/ と同類だが、基本的ではない(例えば、各種ネットワークサービス用デーモンなど)。

    /usr/share/    アーキテクチャに依存しない共有(shared)データ

    /usr/src/    ソースコード(Source code)。例えば、カーネルのソースコードとそのヘッダファイル群など。

    /usr/X11R6/    X Window System, Version 11 Release 6

    /usr/local/    ホスト固有のローカル(local)データを格納する第三階層。
/var/     可変(Variable)なファイル群。ログ、データベース、ウェブサイト、一時的電子メールファイルなど。

    /var/lock/    ロック(Lock)ファイル群。使用中リソースを保持するファイル。

    /var/log/    ログ(Log)ファイル。各種ログ。

    /var/mail/    ユーザーのメールボックス(mail-box)

    /var/run/    最近のブート以降の走行中(runing)システムに関する情報。例えば現在ログイン中のユーザー、走行中のデーモンなど。

    /var/spool/    処理待ち状態のタスクのスプール(spool)。例えばプリントキュー、未読メールなど。

    /var/spool/mail/    互換のために残された、かつてのユーザーのメールボックス(mail-box)の場所。

    /var/tmp/    一時ファイル置場(Temporary files)。マルチユーザーモードではこちらの使用が推奨される。

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